不妊症と生理不順の関係について

不妊症と生理不順の関係とは

生理不順によって不妊症にもなると言われています。
しかしどのようなメカニズムによって不妊になってしまうのでしょう。
生理のメカニズムなどから考えてみましょう。

生理のメカニズム

女性の排卵日は一日だけで、排卵が起こると女性ホルモンの中のプロゲステロンが優位になります。
そして体は排卵した卵子が受精してもいいように、子宮内に受精卵のいわゆる寝床をしっかり作るわけです。
しかし受精していなければ、それらの寝床をすべて流そうとします。

それが生理の出血なのです。
生理が始ったと同時に、今度はエストロゲンが優位になります。
エストロゲンが優位になって約2週間程度で排卵となり、また繰り返すようになるわけです。
プロゲステロンとエストロゲンがバランスよく交互に優位になりながら生理が行われます。

生理不順は不妊になる?

生理不順だから不妊になるとは言い切れません。
例えば生理不順でいつ生理が来るか分からないような人でも、避妊をしなければ妊娠することもあります。
つまり妊娠したくても、タイミングが分からないので妊娠しにくいということはあるかも知れません。

実際に生理不順で不妊になるのは、排卵が行われない排卵障害や黄体機能不全が原因の生理不順の場合です。
排卵障害は卵巣内に卵が育たない場合や、育っても排卵できない場合があります。
女性の不妊の25%が排卵障害によるものだと言われています。

また黄体機能不全の場合、排卵後に卵胞は黄体と言われ、黄体ホルモンをたくさん分泌することになります。
この黄体ホルモンの分泌が少ないと子宮内膜が増殖せず、受精卵がなかなかうまく着床できません。
つまり、排卵するとすぐに受精卵の寝床を作るために黄体ホルモンをたくさん分泌するのです。

しかしせっかく受精できても寝床がきちんと作られていないと、着床しないため妊娠できなかったり、できてもすぐに流産してしまうということになるのです。
生理不順だから不妊になるというより、生理不順になる理由こそが不妊の理由だというイメージの方が正しいかも知れません。

妊娠可能かは基礎体温でも分かる

排卵障害の場合は基礎体温でも分かります。
基礎体温は生理が始った日から生理周期前半は低めですが、排卵日を境目に高温期に入るので、はっきり基礎体温分かるはず。
しかし排卵自体にトラブルがあるときには体温が高温期に入らないので、そのときにはすぐに病院に相談して排卵障害の治療をするようにしましょう。
基礎体温は自分でチェックすることも可能です。
【参考記事】基礎体温のチェック方法

不妊と考えるのは

生理不順など特になく妊娠したい場合は、避妊して2年たって妊娠できなければ、不妊として治療を必要とすると言われています。
しかし夫婦の年齢が30歳以上の場合は生理不順がなくても、すぐにでも妊娠のために医師に相談するといいでしょう。
ベストな方法を指導してもらえるとともに、状況によってはそのときに合った治療なども少しずつ取り入れてくれるはずです。
ある程度の年齢の夫婦は、2年もゆっくり様子を見ているのは時間の無駄になることにもなります。

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